青黒水龍のガンバ備忘録

見てくれてありがとう- ̗̀꒰ঌ💙໒꒱ ̖́-

【2022シーズンオフ】青黒水龍が選ぶ、興味深い移籍ランキング10選 12/20まで

 来て下さった皆様、おはようございます。ガンバサポーターの青黒水龍です。

 今回は、移籍市場も活発だということで興味深い移籍ランキング10選をやっていこうと思います。

【選定基準】

・12/20までの発表に限ります。

・J1~J3内での移籍に限ります。水龍はJFLや海外を観測できていないため、プレーなどが分からない選手が大半であるためです。

・青黒水龍の独断と偏見だけで決まっています。意見などはTwitterのリプライやミラティブ配信でのコメント、ブログのコメントなどでお願いします。

 

 それではIKZ!

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

【10位】浦上仁騎/URAKAMI NIKI

ヴァンフォーレ甲府大宮アルディージャ【完全移籍】

 今シーズン全試合に出場しているレギュラーが流出。ヴァンフォーレ甲府は下位に沈んだものの、移籍先の大宮アルディージャはより下の順位ということで驚きの移籍になりました。浦上は大宮ユース出身なので、高校生時代以来の復帰になります。

 来シーズンの甲府ACLを戦うこともあって、主力の流出はJ1移籍を除けば殆ど無いと予想していましたが、それを大きく外すリリースでした。

 大宮はDFラインの移籍が多く、実質再編となりますので、浦上は主力として計算されていると予想します。おそらくですが、アカデミー時代を過ごした大宮への愛着は強く、その一点が移籍についての大きな決め手だと思います。

 原博美さんが入った大宮は上昇の機運もあり、これから大宮の屋台骨となることを期待しています。

↓公式リリース【大宮アルディージャ公式Twitter

https://twitter.com/Ardija_Official/status/1602544106265198592?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【9位】千葉寛汰/CHIBA KANTA

 清水エスパルス徳島ヴォルティス期限付き移籍

 J3を観測している人なら言わずと知れたシーズン後半の主役は、所属元には戻らず再度の期限付き移籍になりました。ただ、カテゴリを一つ上げて、更には昇格の有力候補である徳島ヴォルティスへの加入が決定。

 徳島は監督が交代して、どのような布陣を取るのかはわかりません。ただ、柏レイソルから期限付き移籍加入した森海渡と2トップを組むことがあれば、ロマンと脅威が揃った注目のコンビとなること請け合い。

 2022シーズンはリーグ戦12ゴールを挙げ、そのきっかけはU19日本代表での爆発であろうことは疑いようもありません。2023年でもまだ高卒2年目と若いので、伸びしろもたっぷり。

 これは非常に良い補強であると同時に、所属元の清水エスパルスでは充分な出場時間が予想できないということでもあります。清水は既に日本代表FW北川航也の契約更新が発表されていますが、他にも主力級のFWが残留ないしは加入があると予想できます。

 ここからの清水の動向次第では、既に荒れ野原も同然のJ2生態系がぶっ壊れかねないので注目していきたいです。

↓公式リリース【徳島ヴォルティス公式Twitter

https://twitter.com/vortis_pr/status/1605035513450496000?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【8位】フアンマ・デルガド/JUANMA DELGADO

アビスパ福岡V・ファーレン長崎【完全移籍】

 報道が出たときはにわかに信じられなかった移籍でしたが、公式リリースが発表されてぶったまげました。今シーズンのアビスパを支えたCFで、いくら古巣とはいえカテゴリの下がる流出は無いだろうと踏んでいましたが、ありましたね(白目)

 これにて、大きな動きが無いと仮定すれば……フアンマ・デルガドとエジガル・ジュニオの2トップに右クリスティアーノ左クレイソンのヤバすぎる攻撃陣が出来上がってしまいました。怖いなぁ(稲川淳二風)

 昨シーズンもそうでしたが、長崎は力こそパワー!を地で行ってますね。私は好きですよ。

 ここまでの長崎は流出が極端に少ないので、FW中心に何かしらの動きがあると予想できますが、注目するべきは序列が下がるであろう植中朝日の去就。少し目を細めて見届けたいと思います。

↓公式リリース【V・ファーレン長崎公式Twitter

https://twitter.com/v_varenstaff/status/1602906420588187648?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【7位】高嶺朋樹/TAKAMINE TOMOKI

コンサドーレ札幌柏レイソル【完全移籍】

 今シーズンオフ最初のJ1移籍が、いきなり激震走る大型移籍になったのは記憶に新しいところ。公式リリースから約1ヵ月が経過して色々動いた結果、なるほどと納得せざるを得ない動きでしたね。

 4バックのCBとしてプレーするにはやや身長が不安なので、ボランチ起用か、本格的に3バックをシーズン通して作る格好かなと考えています。

 ゆくゆくは海外に出て日本代表を目指していると思いますので、まずはひとつ上位クラブへのステップアップという形ですね。まだ25歳なので、柏から世界の実例になる可能性も高そうです。

↓公式リリース【コンサドーレ札幌公式Twitter

https://twitter.com/consaofficial/status/1593892746556690434?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【6位】郷家友太/GOKE YUTA

ヴィッセル神戸ベガルタ仙台【完全移籍】

 青森山田高校からヴィッセル神戸に入ってから5年、一筋のバンディエラ候補がJ2ベガルタ仙台へ流出は衝撃的なリリースとなりました。中学時代の古巣とはいえ、カテゴリが下がるのは想定できるはずもありません。

 これまでの5年間、絶対的なレギュラーだったのは昨シーズンのみでしたが、いずれのシーズンも一定以上の出場時間を得ていた主力です。サイドアタッカーのイメージがある選手ですが、183センチの長身で色々な戦い方ができるユーティリティプレイヤーでもあります。ベガルタでは右SHが主戦場になると思われますが、C大阪から期限付き移籍延長が決定している中島元彦とともに強力な攻撃陣を形成すると容易に考えられます。

 仙台はここまでの補強がかなり適格で、昇格へいかに本気か見せてくれています。純粋に楽しみなので、来シーズンも観測していこうと思います。

↓公式リリース【ベガルタ仙台公式Twitter

https://twitter.com/vega_official_/status/1602166605835685888?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【5位】茂木秀/MOGI SHU

セレッソ大阪FC岐阜【完全移籍】

 セレッソ大阪の未来を担うと思われた大型GKですが、トップチームでの出場は結局0のまま今治レンタル終了→FC岐阜に完全移籍が決まりました。

 この移籍が発表された時点では、今治としては茂木の流出は相当に痛く、補強に注目という意味で興味深いリリースでした。また、セレッソ大阪はGK春名も流出してしまい、キム・ジンヒョンの後継者探しは白紙に戻ってしまったという意味でかなり良くない流出になったと考えています。

 まさか、今治にセランテスが加入するとはね……。

↓公式リリース【FC岐阜公式Twitter

https://twitter.com/fcgifuDREAM/status/1599614961776754689?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【4位】上福元直人/KAMIHUKUMOTO NAOTO

京都サンガFC川崎フロンターレ【完全移籍】

 神福元の異名を持つ現代型GKがJ1の頂点の一角へ移籍。かなり驚きの報道でしたが、実力的には非常に妥当。日本代表に推す声も少なくない選手で、川崎のレギュラーとしてシーズンを過ごせば代表キャップを得ることも現実的にあり得るかと。

 ただ、川崎には何年も守護神として君臨する元韓国代表GKチョン・ソンリョンが在籍しています。個人的な意見ですが、非常に高いレベルのGKを複数抱えるのは、A契約枠や選手の出場機会、年俸に対するコストパフォーマンスの点で良くないと考えています。

 上福元とソンリョンはまさしく該当する二人で、チョン・ソンリョンの去就が非常に注目されます。川崎はGK丹野が契約満了となっていますが、上福元の獲得と関係はあまり無いかなと。

↓公式リリース【川崎フロンターレ公式Twitter

https://twitter.com/frontale_staff/status/1600369672381423616?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【3位】黒川淳史/KUROKAWA ATSUSHI

ジュビロ磐田FC町田ゼルビア【完全移籍】

 大宮の至宝・黒川淳史の初J1挑戦は、残念ながら大失敗に終わったと言わざるを得ない結果となりました。そもそも磐田のサッカーに合っていたとも言えず、輝きを見せる瞬間はほとんどありませんでした。

 それでも磐田はチーム事情があまりにも訳ありになってしまったので、残留が濃厚だろうと思っていましたが、町田への完全移籍がリリースされました。町田はFWの満了がかなり多く出たので、補強ポイントに合致します。CFではなく、太田の後継のような立ち位置でしょうか。

 まず、黒川としては簡単に古巣には戻らないという決意を感じます。出戻れば、活躍はまず間違いないでしょうし、サポーターは歓迎すること間違いなしです。ただ、昨年は海外移籍を模索していたことからも分かるように、ワンクラブマンではなくステップアップを考えていたと推測できます。その中での町田移籍は相応の覚悟が伺えます。

 また、この移籍が発表されたと同日に袴田が大宮に完全移籍のリリースも出ました。これらから、ジュビロ磐田が上訴している件は、ひとまず上訴が通って処分保留になる見通しなのだろうと考えられます。まだ外からの獲得はリリースも噂も何も出ていませんが、少ないながらも獲得はあるだろうと思われます。

↓公式リリース【FC町田ゼルビア公式Twitter

https://twitter.com/FcMachidaZelvia/status/1604673373950222336?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【2位】櫻川ソロモン/SAKURAGAWA SOLOMON

ジェフユナイテッド千葉ファジアーノ岡山期限付き移籍

 パリ世代の1トップ最有力候補(当社比)の大型ストライカーは、ついにジェフを出てプレイするという決断を下しました。190センチ94キロという、日本人では中々見られない大型CFで、日本の将来を担う選手のひとりであると考えています。ハーフナー・マイク、半端ない大迫勇也の系譜を継ぐ選手としては、最有力といっても過言じゃないです。

 ジェフサポから特大の期待を持たれた選手で、徐々に成長してジェフの大黒柱になっていったのですが、ここで昇格候補のライバルである岡山への期限付き移籍を選択。ジェフとしては完全で出すわけにはいかない選手の筆頭なので、最大限の譲歩であると思いますね。ブワニカ啓太は少し系統の違う選手という印象なので、千葉は大型FWの獲得があるのでしょうか。

 岡山はチアゴ・アウベスの契約更新がリリースされたものの、オーストラリア代表のW杯戦士ミッチェル・デュークが流出するという噂が出ています。その代役としては、成長込みでうってつけだと考えられます。もし岡山がJ1に昇格した暁には、櫻川ソロモンをJ1で見られるという展開もあり得ます。

 ぜひ、日本代表のためにも岡山で飛躍を遂げてもらいたい。私はパリ世代の選手としては一,二を争うほど注目しています。

↓公式リリース【ファジアーノ岡山公式Twitter

https://twitter.com/fagiano_koho/status/1602923820712882177?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

【1位】瓜生昂勢/URYU KOSEI

アスルクラロ沼津ヴェルスパ大分【完全移籍】

 最初に書いた基準に反するのですが、これはあまりにも衝撃的なリリースとなりましたので、この順位で掲載させていただきます。

 まず、瓜生は今シーズン中々結果の揮わなかった沼津で主力として気をはいていた選手で、通常であれば契約更新が妥当であろうと考えられます。しかし、実際にはJFLヴェルスパ大分への完全移籍が決定しました。

 一応、瓜生はヴェルスパに二度所属していて、愛着のある古巣であることは間違いないだろうと思われます。それでも、カテゴリをまたぐ移籍……それもJ3からJFLというのはかなり大きな壁ではないかと思っています。と言うのもJ3JFLには、J1からJ2やJ3とは決定的に異なる要素がひとつ存在するからです。

 それは、プロサッカーリーグかどうか、です。DAZNでの露出の差もあれど、プロリーグかアマチュアリーグかの差が小さいはずはないと思います。契約満了からプロカテゴリーからのオファーが無いならば全く不思議ではないのですが、今シーズンをレギュラーとして過ごした26歳が全くお茶であるとは考えにくいです。

 そこから考えられるのは、沼津はそれほどまでに資金難なのかという憶測です。

 今シーズン沼津は、スタジアムの夜間照明設備のところでJ3ライセンス不交付の危機に陥っていて、最後の最後でどうにか大丈夫だったという状態でありました。その中で、主力の瓜生を放出せざるを得ない(待遇面でヴェルスパに勝てなかった?)のは深刻な状態だと推測されます。他にもMF北(→FC岐阜)やMF鬼島(契約満了)など、主力の放出が複数確認されます。

 数年在籍した選手が契約満了でチームを離れて、大卒ルーキーを獲得する補強の流れはJ3ではよくある事なので、一概に語ることはできませんが、ここまでJリーグからの完全移籍加入がB契約と思われるGK谷(←YSCC横浜)のみであるなど、あまり安心できる動きはしていないです。もちろん、移籍ウィンドウはまだまだ開いていますのでここから挽回もあるでしょう。私の憶測が憶測で済めば、それで越したことはありません。しっかりと見守っていくつもりです。

↓公式リリース【ヴェルスパ大分公式Twitter

https://twitter.com/VERSPAH/status/1599674938507415552?s=20&t=PuFkWRILUsaC2XmHDW6vLg

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 さて、青黒水龍が選ぶ、興味深い移籍ランキングトップ10でした! 以下、番外編をいくつか……。

 

セランテス(UDログロニェス→FC今治)【完全移籍)

 かつてアビスパ福岡で活躍した守護神がJ3降臨。当然ぶったまげましたが、茂木の後釜としては充分すぎるほど充分過ぎる人材です。まだ33歳で衰えていなければ、オーバースペックな選手と言えます。どうやら相当な日本好きのようで、うどんが好物の模様。

 

ファム・バン・ルアン(FC琉球サイゴンFC)【期限付き移籍満了】

 サイゴンと提携していたか、二人のベトナム人選手が期限付き移籍で加入していましたが、降格とともに双方復帰。どちらも出場機会はほぼ無く、数字を残すことはできませんでした。東南アジアとの移籍関係は現状、成功例がほぼ皆無なのがとても心配。

 

ク・ソンユン(金泉尚武→コンサドーレ札幌)【完全移籍】

 韓国代表経験もある名GKが札幌に復帰という報道が出たときは、少なからず驚きました。もちろん、サポーターは大歓迎一色でありますね。何よりも、札幌を気に入ってくれているようで、兵役で帰国して兵役が終わったらそのまま復帰。日本に定着した韓国人GKは少なくありませんが、ソンユンもその一人になりそうです。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 以上で、ランキングを終わります! ご覧いただき、本当にありがとうございました!