青黒水龍のガンバ備忘録

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【2022シーズンオフ】青黒水龍が選ぶ、興味深い移籍ランキング10選 第二回

 おはこんばんにちは⚡ガンバサポーターストリーマーの青黒水龍です。

 大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年も不定期ながらにブログを書いて更新していきたいと思っていますので、どうか2023年もよろしくお願いします。

 さて、前回は12月20日までの移籍市場を反映したランキングとなりましたが、今回は12月21日から1月7日までの移籍発表でランキングを作っていこうと思います。

 

 今回も選考条件は変わらず、

・J1からJ3内の移籍に限ります。海外やJFLは観測できていないため、分からない部分が多いため原則除外とします。

・青黒水龍の独断と偏見で構成されています。意見などはTwitterのリプライやミラティブ配信のコメントでお願いします。

 

 それではIKZ!

 

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10位 植中朝日/UENAKA ASAHI

Vファーレン長崎横浜Fマリノス【完全移籍】

 2021年に19試合10ゴールとブレイクしたパリ世代の雄は、今シーズンは不調に苦しみました。それでも一定の結果を残して、J1王者のマリノスに完全移籍することが決定。成績が下降したタイミングでの移籍となりましたが、この移籍の真価が発揮されるのは数年後になると思います。

 今シーズンの長崎はエジガル・ジュニオを中心とした強力なFW陣を構成しており、植中はトップ下での出場も増えました。ただ、この経験はマリノスで生かされるのではないでしょうか。想定としては、FW西村のような使い方をされると考えています。

 西村はまだ26歳なので、海外にもう一度挑戦する可能性も大いにありますし、植中が活躍すれば彼自身が海外に進出する可能性も見えてきます。かなり戦略的な獲得になりますが、万事順調に行くかは全くの不明。注目の移籍になったと言えます。

 

9位 ドゥドゥ/DUDU

町田ゼルビアFC今治【完全移籍】

 長らくJ1やJ2で暴れ続けた、J2を代表する外国人FWのひとりとして名の知れた選手です。今シーズンは8ゴールを挙げながらも契約満了となり、動向が注目されていましたが、まさかのJ3今治に加入。衝撃のリリースとなりました。

 単純に考えれば、清水から育成型期限付き移籍をしていたFW千葉(→徳島)の後釜です。今オフの今治はGKセランテス、DF二見など大型補強を敢行してJ2昇格を本格的に目指す構えを取っており、要注目。また、FWインディオやMF中川の残留が決定。充実した戦力をもって、厳しい2023シーズンに挑もうという姿勢は純粋に楽しみです。

 不安材料としては、J3リーグは新加入のベテラン(特にFW)が苦しむ傾向が大いにあるリーグであるという点。FC岐阜SC相模原は沼にハマってしまい、下位に沈みました。今治が両クラブの二の舞になるかどうかは、来シーズンのリーグ全体の趨勢を左右するのではないかと予想します。

 

8位 井出遥也/IDE HARUYA

東京ヴェルディヴィッセル神戸【完全移籍】

 千葉で開花した天才アタッカーですが、このタイミングでの個人昇格は驚きと言えます。ここ数年は怪我で出場機会は限られていました。永井秀樹氏のリクエストではないかと予想されていますが、細かい部分は不明。

 現実的には、MF郷家(→仙台)の後釜に近いポジションかなと考えますが、厳密には違うような気もして若干の不明瞭さを残しています。蓋を開けてみないと分からないですね。

 個人的には、千葉時代から注目していた選手でガンバ大阪に来た時は本当にうれしかったことをよく覚えています。残念ながらガンバでははっきりとした活躍はできませんでしたし、その後も負傷離脱が多くて輝く姿を見る時間が限られたのは残念。もし輝けるなら、J1で躍動する姿を見たいと思っています。

 

7位 ヴァウド/VALDO

清水エスパルスVファーレン長崎【完全移籍】

 これはかなり意外な移籍でした。まず、長崎というチームが外国人枠がカツカツになっているという現実があるため、補強は日本人DFだろうと予想していました。FWエジガル、FWクリスティアーノ、MFカイオに加えてFWフアンマの加入が決定済み。この時点でJ2の外国人枠は埋まってしまうため、DFヴァウドの出番は限られる可能性があります。そのうえでの獲得はかなり挑戦的と言えますね。

 この動きから考えられることは、外国籍選手の移籍です。1月8日段階だと、クリスティアーノの移籍が噂されていますね。明確なソースを確認できなかったため、不明です。カイオも移籍ウィンドウが開いた頃に噂が上がっていたような気がしていましたが、続報が無いのでわかりません。

 追伸がある可能性は高いです。待ちましょう。

 追伸:1月9日にクリスティアーノの契約更新が発表されました。もうわかんないねコレ。

 

6位 圍謙太郎/KAKOI KENTARO

SC相模原ブラウブリッツ秋田【完全移籍】

 まず、相模原を契約満了になったことが大きな驚き。確かな実力を示したGKで、昨季J2からオファーが無かったのか? という所から疑問を感じるのですが、今シーズンは相模原でプレーし、チームは最下位に沈みました。圍を擁していながらの最下位というのも大きな問題と言え、相模原自体は多くの選手との契約を終了し、かつてのジェフ千葉を思い起こさせる「レヴォリューション」のような改革を行いました。

 細かな部分はこの記事の目的から逸れるので割愛しますが、圍は秋田に個人昇格。GK田中とGK新井が流出し、GKの補強は必須だったところにはまり役と言える獲得でした。

 この補強での注目は、今シーズンの相模原がなぜ低迷したのか、という疑問の答えの一つを確認できる可能性があるためです。大量失点してたイメージは無いので、私の予想としては「圍のプレーを見ても相模原の問題点は分からない」になるのですが、観測する意義はあると思っています。

 個人的な話をすれば、圍はほんのり注目しています。

 

5位 佐野海舟/SANO KAISHU

町田ゼルビア鹿島アントラーズ【完全移籍】

 今オフは凶悪な補強を繰り返している町田だが、加入の一方で流出もシャレになっていない。そのうちのひとりが佐野になる。単純に考えれば、MF三竿(→サンタ・クララ)の後釜だと思うが、その役割を果たせるかは未知数。また、オーバートレーニング症候群での離脱もあって心配は残ります。

 2000年生まれなのでパリ世代ではないのが惜しいところ。それでも北中米W杯の候補であることは間違いないので、鹿島でレギュラーを掴むことが先決です。来季の鹿島は若干回帰路線にあるため、佐野が新しい空気を作り出す必要があるかもしれませんね。

 

4位 渡邉千真/WATANABE KAZUMA

横浜FC松本山雅【完全移籍】

 J1で100ゴールを挙げたベテランストライカーがついにJ3入り。器用な選手で、チームにとって足りない部分を埋めるプレーをしてくれます。松本山雅はFW横山が流出し、FWルカオは契約満了。渡邉千真にかかる期待は必然的に大きくなります。

 J3はベテランの選手が活躍しにくい……特にFWの選手がJ3入りして騒がれるもリーグが始まってみれば沈黙というパターンはかなり多く、数々の選手がその洗礼を浴びてきました。今年の岐阜のようなパターンもあるが、渡邉千真はゴール以外の貢献度も高い選手。完全に消えてしまう可能性は低いと考えられます。

 

3位 萱沼優聖/KAYANUMA YUSEI

ヴァンラーレ八戸YSCC横浜【完全移籍】

 J3を代表するFWのひとりですが、今シーズンは中々ゴールが出ずに苦しみました。競り合いに強くて背が高い印象を受けますが、意外にも174センチ。

 YSCC横浜は資金力に乏しいイメージがあり、例年は育成型期限付き移籍や、大卒ルーキーで固めることが多かったのですが、実績のある選手を取ってくることは少ないので驚きの発表でした。可能性として考えられる点は、来シーズンからJFLとの入れ替えが始まることでしょうか。YSCC等資金力の弱いクラブはどうしても苦しい戦いを強いられますが、JFLに降格してしまうと戻ってくることが大変だったり、Jリーグからの分配金もどうなるか分からないところ。最悪の場合チーム存続の危機に陥る可能性もあると考えると、噛り付いてでも残留する必要が出てきます。その希望の星が萱沼と考えると、かなりの納得感が出てきますね。

来シーズンからはJ3の下位も緊迫した争いが始まります。注目して見ていきますよ。

 

2位 高田颯也/TAKADA SOYA

大宮アルディージャ徳島ヴォルティス期限付き移籍

 今オフはロマン補強を繰り返している徳島の、ロマン補強の一角。今シーズンは怪我で離脱した時期もありましたが、180センチの長身ながら足元に秀でたドリブラーです。かなり線の細い選手で、競り合いに強い印象はありません。WGかSH起用になるはずですが、徳島はMF西谷及びMF杉森はともに残留。

 序列的には厳しいですが、パリ五輪に出場するためにはここでレギュラーを勝ち取らないことには有り得ないと断言できます。パリ世代に限らず、日本は2列目に有力な選手が多いのですが、パリ世代は右の高い位置が若干不足している印象です。食い込む余地は充分にあるかと。

 

1位 柿谷曜一朗/KAKITANI YOICHIRO

名古屋グランパス徳島ヴォルティス【完全移籍】

 ジーニアス、電撃移籍す。

 Jリーグ界を騒然とさせた電撃発表に驚かなかった人はどれくらいいたでしょうか。かつて在籍していたとはいえ、名古屋を離れてJ2に現れるとは欠片も思っていませんでした。

 徳島は若手の有望株を大量に期限付きで獲得しており、非常に楽しみな幕開けを今か今かと待っている頃でした。柿谷は、その若手選手の手本であり目標である存在になれるはずです。

 今シーズンの柿谷は非常に苦しいシーズンを過ごし、数字を出すことはできませんでした。ただ、それでもJ2行は想定外でしたね。もちろん楽しみな移籍であります。森や千葉といった勢いのある若手を操る柿谷の姿を想像できないなんて有り得ません。来季の徳島は若手好きにとってたまらない陣容を整えています。

 徳島の攻撃陣はこれにて完成といった雰囲気もあり、J2最注目のひとつであることは間違いないですね。私ももちろん、見守っていきます。

 

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 いかがでしょうか? 見返してみると、J2が絡まない移籍は萱沼だけでしたね。J2がJリーグを支配していると言っても過言では無い(過言)

 次の移籍ランキングは開幕くらいにしようかな?

 

 またね⚡(*'▽')ノシ