【試合感想】33節/vsサンフレッチェ広島戦の感想と採点【展望】
おはようございます。ガンバサポーターの水龍です。
さて、Jリーグは最終版を迎えて、J1は32節、J2は42節、J3は36節を終えています。既にJ2からは町田ゼルビアとジュビロ磐田の昇格が決まり、J3からは愛媛FCの昇格が決まっています。
また、時系列が前後致しますが、J1昇格プレーオフ準決勝の結果により、J1昇格の可能性を残すのは東京ヴェルディと清水エスパルスになっています。
さて、J1に目を向けますと、33節が今週ありました。最大の注目であった湘南ベルマーレと横浜FCの試合は、1-0で湘南ベルマーレが勝利し、趨勢は決したと言って良いでしょう。
まさか……34節で得失点差12がひっくり返るなんてそんなことはね……?
更に我々ガンバ大阪にフォーカスしていきましょう。私はJリーグ全体を見ている系のサポーターですが、このブログはガンバ大阪の試合感想を書いていますし、タイトルも広島戦の感想と採点とありますからね。
さて、まずはガンバのスタメンをおさらいしましょう。
まさかの3バック。さすがにどう考えても3バック。
前節からの変更は2枚。福岡将太に代わって佐藤瑶大、石毛秀樹に代わってダワンがスタメンに入りました。
一目見て気づくこととしては、ミラーゲームにしてなりふり構わず勝ち点を拾いに行こうという意思です。しかし、その狙いは早々にぶち壊されました。
両サイドのWBとストッパーの距離感が悪く、そこを90分間狙われ続ける展開。特に右サイドは顕著で、前半11分の時点で2回えぐられ、2失点。いずれも佐藤の詰めが甘く、クロスを送られての失点になります。
個人的には、この段階で佐藤瑶大を下げてイッサム・ジェバリを投入。倉田と食野をSHにする4-4-2にして鈴木武蔵の裏抜けを狙う方向にシフトするべきと感じました。
さすがにそれは早計にしても、ハーフタイムで4-1-2-3に戻して今までのやり方で強みを出していくこともできたはず。
しかし、この日はどちらもできずにズルズル行ってしまいました。
その辺の理由は難しいのですが、いくつか考えてみましょう。主にベンチメンバーを見ながらになります。
・4バックに戻せなかったのか?
→こちらに関しては、戻せるはずだったのを戻さなかったが正解のように思います。どうにも信じ難いことですが、ポヤトス監督は3バックを本格的に見据えているようです。
そういえば、私は開幕前にセンターバックのメンツは3バックをやろうとしているとしか思えない……とポスト(当時はツイート)していました。まさか本当だったのか……? と言うかどこかで3バックのオプションがうんたらという話をした記憶すらありますね。
・WBとCBの距離感はどうにかならなかったのか?
→練度の差がモロに出たなぁという印象。佐藤とディエゴは3バック向けとは思えないんですがね……。ツネ様の時には好調だった右CB髙尾瑠の起用も無く。ツネ様とポヤトス監督の違いはあれど、ここまで起用されないものかと思いますね。
・塚元どこ行ったん
→私が聞きたい。
結論から行くと、3バックと4バックの併用を目指している最中。ここから想像できることはありそうです。
さて、そんな状況で採点に行ってみましょう。
・いつも通り、5.5~6.0を基準として独断と偏見で採点をしていきます。
GK:東口順昭 4.5
3失点がヒガシの責任とは言いませんが、どれかひとつ止められたら試合は違ったかも。4失点目をしなかったことを良いとするか。
DF:半田陸 5.0
CB佐藤との連携が悪く、失点に絡む形に。攻撃面での良さも出切りませんでした。
DF:佐藤瑶大 3.5
前半9分、11分と立て続けに失点にダイレクトに絡む形に。前半途中で下げられてもおかしくない出来でした。
DF:三浦弦太 5.0
センターバックとして中央を締めきれなかったのは痛恨の極み。前線に通すフィードが影を潜めて久しいですが、失われてしまったのでしょうか。
DF:クォン・ギョンウォン 4.0
競り負けて失点にダイレクトヒット。おそらく契約は今季限りでしょうが、開幕前の期待感はほぼ出ませんでした。
DF:黒川圭介 4.5
攻撃面で良さの出ない黒川はただ守備が軽いSBと化してしまう。個人的に3バックになって輝いていない選手のひとりです。中野もWGじゃないので、今野息吹の台頭に期待感を持つか……?
MF:山本悠樹 4.0
クレバーなプレーに徹しましたが、流れを変える要素は無く。状況に応じて戦う選択肢が欲しかった。
MF:ダワン 4.5
空中戦で競り負けるなど、らしくない姿も。正直来シーズン良ければ良いのですが、覇気が無くて心配。
MF:倉田秋 5.0
山本悠樹とは対照的にファイトする姿勢を見せてくれましたが、こちらはこちらで空回り。一体感の問題な気がしてきました。
FW:食野亮太郎 5.5
どうにもならないなら無理くり切り込む。この選択は正しいと思います。4-4-2のトップでも可能性があったか……。
FW:鈴木武蔵 5.5
1トップとしてのプレーへの遂行意思は痛いほど感じます。ただ足元が追いつかない、負傷交代と、苦しさを感じられずにはいられません。
FW:イッサム・ジェバリ 5.0
60分イン。ポストの精度はやはり別格。しかし、シュートへの意欲が悲しいところ。武蔵と横並びの2トップなら……。
FW:山見大登 4.0
60分イン。しかし有力なプレーは出ず。消えてしまいました。
FW:宇佐美貴史 5.0
67分イン。シャドーに入りましたが、流れは寄せられず。勝負所で決定的な仕事はできず。
DF:中野伸哉 5.0
84分イン。3バックの一角に入りましたが、状況はそれどころでなく。目立ったプレーは無かったかと。
監督:ダニエル・ポヤトス 3.5(5.0)
3.5の部分は、勝ち点のために4バックに戻す、更には武蔵とジェバリで2トップを組んで速攻を狙おうとしなかったことに尽きます。交代カードも有力とはいいがたく、何もないところからタメを作る程度しか変わらず。
5.0の部分は、ブレなかったことです。あくまで来季3バックをやる前提の数値になります。
あと1試合、勝敗よりも来シーズンに何を積み上げるか。ただ結果だけを見て積み上げは無かった等と妄言を吐くフーリガンにならないよう、しっかりと見ていくことが我々サポーターに求められているモラルです。
個人的には4-1-2-3に戻してほしいですが、ネタ・ラヴィがどうか……。無い袖は振れないので、触れる範囲で4-1-4-1などでも見られたらなと思います。
それじゃまたね(*'▽')ノシ