青黒水龍のガンバ備忘録

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2022ガンバ大阪総括 第3回

 12月も半ばに入り、日々の寒さが険しくなっていますね。世間では、ワールドカップも日本がクロアチアPK戦負けで終幕となっております。

 まぁそれはさておき……今回は第3回となりました、ガンバ大阪2022年の総括です!

↓こちら第1回 GK編

https://blog.hatena.ne.jp/aokurosuiryu/aokurosuiryu.hatenablog.com/edit?entry=4207112889939911014

↓こちら第2回 DF編

https://blog.hatena.ne.jp/aokurosuiryu/aokurosuiryu.hatenablog.com/edit?entry=4207112889940378889

 

 過去に投降した分も一緒によろしくお願いします!

 

 それではIKZ!!

 

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No.6 山本理仁/YAMAMOTO RIHITO

戦績:リーグ戦2試合0ゴール

 パリ五輪の超有力株がまさかのガンバ移籍。報道が出たときは、驚いた一方で「ヤット2世」を諦めきれないガンバフロントの心が見えて、ノスタルジックな気持ちになりました。負傷を抱えた20歳の選手に移籍金1億という、期待値に見合う出費もありました。

 イメージとしては、ボランチの一角で構えてボールを散らす司令塔的選手だと思っていて、不安も少なからずありましたが、U21代表で見た時から意外と当たれると気づきました。実際に出場してみると、代表でも見せた通りで思ったよりも強度がある選手で、期待値も上がっています。

 今年は極限状態ということもあり、2試合の出場に留まりましたが、夏移籍の怪我持ちということで致し方なし。来季は山本悠樹とのポジション争いに奔走することになると思いますので、ゆっくり期待することにしましょう。もし大成しなければウチはもうダメかも。

 

No.8 小野瀬康介/ONOSE KOSUKE

戦績:リーグ戦26試合3ゴール/ルヴァン2試合/天皇杯1試合

 ガンバに来てもう5年になるウィンガーですが、昨年は屈辱のノーゴール。今年は開幕戦でゴールを挙げるなど好調な様子を見せていましたが、終わってみれば8節清水戦を最後にゴールはありませんでした。そして契約満了。

 サポーター心理では、SBへのコンバートを含めてクラブに振り回された結果の満了で納得いかない感覚がありつつも、来年31歳でありここ2年はあまり結果が出てないという事実も加味すると仕方ない、という感情もあります。

 最終的には、クラブの刷新も含めての決定と納得しましたが、フロントの判断に納得できない人がいることも理解できます。

 フランクフルト戦の後に拍手を送れたこと、声を聴けたことがとても嬉しかったです。

 来季は湘南ベルマーレへの移籍が決定。智さんの元で躍動することを楽しみにしてます。ガンバ戦は体を休めててね?

 

NO.10 倉田秋/KURATA SHU

戦績:リーグ戦18試合0ゴール/ルヴァン3試合/天皇杯1試合

 ガンバの10番も近年はゴールが遠ざかり、今季はとうとうノーゴール。ボランチを中心に勤めましたが、ピッチ上では中々好パフォーマンスを見せられませんでした。ただ、チームとしてはまとめてくれたり、必要な選手であったことは間違いないです。

 契約の更改はまだ出ておりませんが、更新が既定路線であると思われます。これからもガンバのバンディエラとして、旗印になってもらいたいですからね。もちろんゴールも期待してます。

 

No.11 ウェリントン・シウバ/WELLINGTON SILVA

戦績:リーグ戦12試合1ゴール/ルヴァン3試合/天皇杯2試合

 宮本恒靖監督が率いていた2021年に加入した左ウィンガーですが、コロナでの入国制限で合流が遅れた末に、早々での宮本監督退任・チームへのフィットも遅れるなどして本領を発揮する試合は非常に限られました。

 個人的には、調子が悪い時の香川真司みたいだぁ……という感想が出ていました。コネるドリブルが目立った所為だと思いますが、頑張ってくれたことは誰の目にも明らかです。奪われたら大変に拙い場所でボールキープをしたりするなど、心臓に悪いプレーも目立ちましたが、調子が良い時の爆発力や期待値の高さなどから見てみたい、という気持ちにさせてくれる選手でした。

 2022シーズンをもっての契約満了が発表され、移籍先はまだ未定ですが、日本でプレーしてほしいです。

 

NO.14 福田湧矢/FUKUDA YUYA

戦績:リーグ戦15試合2ゴール/ルヴァン5試合

 ガンバサポの王子も今季は怪我に悩まされるシーズンになりました。3節の浦和戦で今季初ゴールとなる決勝点を決めると、カップ戦でも得点を挙げてくれました。ただ、神戸戦で負傷離脱をすると、福田の離脱を痛感する夏場に入りました。

 今でもガンバサポ界隈では大迫勇也を許さないという人も少なからずいて、裏返すように福田が愛されていることを知ることができます。

 ポヤトス監督との相性ですが、何だかんだで起用されると思います。両サイドのSBをこなせる上にアタッカーもできる選手なので、居てくれると助かる系です。あとガンバサポからめっちゃ愛されているカワイイ系で、女性人気が高いのでアパレルにも出張ってほしいですね。

 

No.齊藤未月/SAITO MITSUKI

戦績:リーグ戦26試合2ゴール/ルヴァン3試合/天皇杯2試合

 東京五輪日本代表で有力候補だった齊藤がガンバに来ると聞いた時はにわかには信じられませんでしたね。ルビン・カザンから帰国して、扱いとして湘南からのレンタル。巷では、湘南にレンタルしている谷を借りパクされないための人質では……という噂(根拠不明)も流れましたが、さすがに無いでしょう。たぶん。

 代表で見てた時は、粗削りな部分があるとはいえ豊富な運動量と力強い守備でチームを支えるという印象を持っていましたが、ガンバで見てみると、より成長していることを教えてくれました。本当に強化部ナイスです。

 今季はダワンとのコンビで中盤に高い強度を見せてくれ、ガンバの残留に大きく貢献してくれました。守備に追われる中での2ゴールも大きく、是非とも完全移籍で加入してもらいたいです。ただ、海外志向の強い選手です。ガンバに来た時も、将来的に海外へ再挑戦するための帰国だと言っていた記憶があり、確かな実力を示した2023年にガンバにいるかは相当不透明。まだ25歳なので、海外再挑戦も充分現実味のある話です。

 日本代表としても、遠藤航や守田英正と並ぶ選手になってくれたら大きいですよね。「ウチの齊藤未月」と北中米W杯で言わせてほしいです。

 

No.17 奥野耕平/OKUNO KOHEI

戦績:リーグ戦24試合0ゴール/ルヴァン5試合/天皇杯2試合

 ガンバユース育ちの生え抜きも22歳。中々J1初ゴールが出ないシーズンを過ごしています。今季は神戸戦で一本ネットを揺らしたのですが、よくわからないオフサイド判定で消滅。

 片野坂監督の元では出場機会があり、選手として伸びていっている印象もあったのですが、強度面の問題なのか松田監督の元では構想外。少し意外でした。

 サポーターからは色々言われている印象ですが、私としては展開力に難があるなという感覚。そこが伸びれば一気に飛躍すると思うのですが……。右SBを受け持ったりと、チーム事情に振り回されることも少なくはなかったのですが、パッとした結果が出なかった以上仕方ないのかも。

 来シーズンでガンバ5年目。契約は来年まであると思いますが、レンタル移籍の可能性もゼロではないと考えています。特に、ボランチは選手が多いので。

 

No.23 ダワン/DAWHAN

戦績:リーグ戦27試合3ゴール/ルヴァン3試合/天皇杯2試合

 ブラジルからレンタル移籍で来た選手。初出場の試合は私は見ておらず、TwitterのTLで良い!と聞いてわくわくしてリーグ戦を迎えると、本当に良くて完全移籍を熱望しています。みんなそうです、たぶん。

 空中戦にやたらと強く、現地に行ったアウェイ京都戦でピーター・ウタカをシャットアウトしたことは記憶によく残っています。右SBもできるらしいですが、試合では一度も見ることなくわかりません。

 定期的に大事なゴールを決めてくれたので、マジで残留の律役者です。完全移籍を期待しているのですが、契約はどうなっているのでしょうか。サポーターは待っています。

 フランクフルト戦では10分程度ですが、CBもやりました。177センチですが空中戦に勝てるので、一先ず形にはなっていました。でも、リーグ戦で頻発はやめてもらいたいですね。

 

No.29 山本悠樹/YAMAMOTO YUKI

戦績:リーグ戦16試合1ゴール/ルヴァン4試合

 「ポスト遠藤保仁」を期待されるゲームメイカー系ボランチの彼も、今季は怪我に悩まされました。川崎戦で素晴らしい先制ゴールを決めまして、その時は今季のガンバにかなり明るい未来図を描いておりました。わかる人も多いと思います。

 怪我で離脱以外にも、ダワン・齊藤コンビが主軸になっていたこともあって出場機会は限られましたが、松田監督の途中から先発に復帰。また、夏移籍で山本理仁が加入したこともあり、競争は激化。今のところ悠樹に軍配が上がっているようですが、ポヤトス監督はどう見るのでしょうか。

 理仁もゲームメイカー系ボランチなのですが、ポヤトス監督の元だとどちらもアンカーの可能性大。やはり共存しないのではないかと考えています。

 日本代表への展望と考えると、最低でも柴崎岳を超えないことには始まりませんので、是非ともヤットを参考にしながら超えてもらいたいです。

 ちなみにガンバのリーグ戦での直接フリーキックゴールは2020年の山本悠樹(名古屋戦)が最後です。その前は2015年のヤットです。

 

No.41 中村仁郎/NAKAMUR JIRO

戦績:リーグ戦9試合0ゴール/ルヴァン4試合/天皇杯1試合

 高1の時にU23Jリーグデビューをしてからサポーターの心をつかみ続ける若き天才も、ついにプロデビュー。片野坂監督の元では定期的に出場機会があり、目立つ姿もあったが結果は出ず。松田監督になってからはベンチ入りもゼロ。厳しいルーキーイヤーになりました。

 ポヤトス監督のサッカーで右WGを務める姿を見たいのですが、育成型期限付き移籍の噂もありますし、J1で出れないならJ2で経験を積むことは何も間違っていないです。

 居てほしい(願望)

 

No.47 ファン・アラーノ/JUAN ALANO

戦績:リーグ戦11試合1ゴール

 ガンバが崖っぷちになってから、鹿島からの完全移籍で加入してきた、ハードワークで違いを見せる系ブラジル人。攻守への走力が高く、戦術理解度も高く、それでいてチームのための労働者になることに躊躇がないナイスガイです。松田監督の元で絶対的な主力として残留に貢献してくれました。良く来てくれた、ホントに。

 攻守の切り替えも早く、万能型の選手と言えますが、決定力だけは無い模様。シュートで力んでしまうことが多いような印象です。それを補えるほどのプレーができているので大きな問題ではないです。

 ポヤトス監督のサッカーだとインサイドハーフが最有力でしょうか。暴れ散らかす姿を見たいですね。契約は2023まであるらしいので安心です。

 

No.48 石毛秀樹/ISHIGE HIDEKI

戦績:リーグ戦20試合0ゴール/ルヴァン5試合/天皇杯2試合

 清水ユースの最高傑作と言われたものの、ここ数年は中々結果が出なかった苦労人。昨年は夏から岡山で数字を出して、今年からはなんと完全移籍で加入。並々ならぬ覚悟が伺えますが、ゴールはゼロ。松田監督になって暫くした9月からは出場ゼロ。広島戦での先制ゴールのアシストは芸術的でしたが……。

 何年契約かは分かりませんが、ポヤトス監督の元だとインサイドハーフでしょうか。左右のWGという可能性もありますね。ただ、若干飽和気味のポジションなので覚悟はできています。

 宇佐美との共演がほぼ見られなかったことは大きな心残りですね……。

 

No.43 桒原陸人/KUWAHARA RIKUTO

戦績:ルヴァン1試合/天皇杯1試合

 ユースのキャプテンで、CBとボランチ、右WBもできる? みたいです。選手事情が極限に近づいていた初夏の頃はトップチームに帯同していました。

 実際にしっかりプレーを見たのはパナスタでのユースダービー。CBで空中戦に勝ちつつ、違いを見せ続けていました。試合後、コールリーダーの粋な計らいもありました。青春って良いですね(遠い目)

 

No.6 チュ・セジョン/Ju Se Jung

戦績:リーグ戦5試合0ゴール/ルヴァン1試合/天皇杯2試合

 ロシアワールドカップではドイツ戦の2点目をアシストした韓国代表ボランチですが、ガンバで真価を発揮する試合はほとんどありませんでした。期待値があまりに高かった選手でもあるのですが、現役韓国代表のキャプテンというインパクトや、移籍元がFCソウルということもあって、期待値が低くなるわけがありませんでしたね。

 活躍できなかったのが、日本のスタイルにはまらなかったのか、ガンバと相性が悪かったのか、全盛期は過ぎてしまったのかハッキリしませんが、出場機会が増えることなく夏に勧告2部大田にレンタル移籍。正直完全移籍でそのままお別れの流れです。個人的には好きな選手なんですけどもね……。

 

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 さて、今回はMF登録の選手を総括していきました。こうして見ると、監督交代もあったためか、年中を通して戦力外という選手は見当たりませんでしたね。一人でも多く残ってもらって、2023年を迎えたいものです。

 次回はFW編!!! それではまたね!