青黒水龍のガンバ備忘録

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2022年ガンバ大阪総括 第1回

 

 Jリーグが閉幕して3週間が経ちました。

 Jリーグサポーターの皆様、実感はございますか? ガンバサポと京都サポは安堵のあまり昇天してませんか?

 世間ではドイツ撃破に浮かれております。もちろん我々ガンバサポも、堂安のゴールで舞いまくっております。舞ってるよね?(スペインがドイツに負けたら地獄が襲ってくるけどね)

 

 さて、地獄も生温く見える2022シーズンを無事に終えたということで、水龍は初めて選手総評をやってみます。ざっくり解説なので、寝る前のお供にでもいかがでしょうか。

 

それではGKから!٩( ᐖ )و

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No.1 東口順昭/HIGASHIGUCHI MASAAKI

戦績:リーグ19試合/天皇杯1試合

 言うまでもなく我々の神。ヒガ神の名は伊達ではなく、今年も雨あられのように飛んでくるシュートを止めまくってくれました。開幕から15試合は怪我で出場無しでしたが、戻って来ればすぐに違いを見せる姿に、我々ガンバサポは【ヒガ神が全部止めれば負けない教】入信待ったナシであります。

 その実力はPSG戦でも発揮。完全どフリーのネイマールに逆を突かれるも、足でセーブ。福岡将太がネイマールにちぎられ、ゴール目の前でサラビアにボレーを撃たれるもセーブ。これにはサラビアも、見てはいけないものを見たような顔をしていました。

 ちなみにヒガ神の凄さですが、やはりセービングにフォーカスされます。勿論、それはそう。首がもげるくらい頷くところですが、ハイボール処理の安定感も見てほしいです。

 我々ガンバサポは目が肥えてしまい、生半可なCKはカウンターの起点に見えております。主語がデカいですね、私だけかもしれません。

 なぜ日本代表に呼ばれないのか、ガンバサポは首を傾げること180°という次第ですが、私もフクロウのように傾げております。年齢と思うしかありません。

 来年もよろしくお願いします。躍進も残留も貴方のセーブ無しには有り得ません。

 

No.22 一森純/ICHIMORI JUN

戦績:リーグ9試合/ルヴァン2試合

 JFLから地道に上がってきた、不屈の男がついに本領を発揮してくれました。

 2020年加入も、怪我にヒガ神の壁にと苦しみましたが、神の怪我もあってリーグ戦出場。U-23で見せていた足元の技術は確かで、片野坂サッカーにはヒガ神より一森すらあると思う程でした。思い出深いのはやはり、J1初出場となった名古屋戦。ガンバクラップに涙する一森を見て応援できない人はいなかったことでしょう。

 また、札幌戦ではガブリエル・シャビエルのPKをストップし、後半になってからは無数に飛んでくるシュートを悉くセービング。この時に拾った勝ち点1は残留に大きく貢献しました。本当にありがとうございます。

 正直、J1でもスタメンを狙えるGKなので、来年居てくれるか分かりません。谷が復帰するという噂もあり、去就が不透明になっています。居て欲しいですが……。ただ、東口の足元が2021年辺りから明確に改善されている点は、一森の加入によるところもあると思っています。ピッチ外での貢献も感じられて、重ねてお礼申し上げます。どうか来年もよろしくお願いします。

 

No.25 石川慧/ISHIKAWA KEI

戦績:リーグ5試合/ルヴァン2試合

 長らくサブGKの立ち位置で戦ってきた男が、ガンバのGK事情もあり遂に開幕先発を勝ち取りました。開幕から、先発石川、ベンチ加藤でガンバサポも鹿島サポもザワついたことでしょう。ええ、私も驚きました。

 GKとしては、セービング重視のクラシカルなタイプ。開幕から3失点こそしましたが、ビッグセーブを連発してフォーカスされ、浦和戦では馬渡のビューティフルFKをセーブして勝ち点3に貢献してくれました。

 ただ、川崎戦では終了間際に背後の確認を怠り、小林悠に「大前スペシャル」を許し痛恨の同点ゴールを献上。今年の「やっちゃっちゃ~賞」は確定ですね。あの時は、34節まで引っ張るとは思っていませんでしたが、笑い話になって本当に良かったです。

 実力のある第3GKということで、こちらも去就が不透明な選手であります。水龍としては、サブGKの入れ替わりがあると予想しており、J2で正GKを狙う可能性も大いにあるな……というのが本音です。

 

No.21 加藤大智/KATO TAICHI

戦績:リーグ1試合/ルヴァン2試合/天皇杯2試合

 今年は本当にGK事情に苦しんだ結果、プロ契約4人全員がリーグ戦先発を果たしました。1997年生まれの若手GK加藤は鳥栖戦でJ1デビュー。試合は1-2で敗れたものの、セービング・足元共に中々の技術と安定感を披露し、伸び代高ぇ!と思ったところで契約満了。残念。

 元々、GK事情が苦しくなったところをJ2愛媛から急遽レンタルで獲得した選手で、そこから完全移籍を勝ち取り、J1デビューをしたと思うと、ひとことでは言い表せぬ努力があったと思います。移籍先はまだ発表されていませんが、J1スタメン出場の経験や、ルヴァン・天皇杯は必ず後押しになります。プロデビューを果たした愛媛に戻るのか、J1.J2に行くのか、注目です。エムバペのシュートを止めた漢ですぜ。

 

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総括

 

 片野坂体制での混乱期やGKの負傷が続出したこともあって、プロ契約4人が全員リーグ戦で先発を飾るという珍しいシーズンとなりました。また、カップ戦もルヴァンは東口以外の3人が2試合ずつを担当するなど、文字通りの総力戦。

 それでも、やはり東口は別格なんだと再確認するシーズンでもありました。異次元のセービングに、安定感抜群のハイボール処理。ロングキックの精度に不満はありますが、鈴木武蔵のゴールをアシストしたキックに見られるように、良いボールを送る姿も増えてきています。

 2023シーズンは、昨年まで徳島を指揮していたダニエル・ポヤトス氏が監督に就任することが決定しており、入れ替わりも含めてどのような人選をするのか興味がわく次第です。

 

 次回、DF編!